麻縄の知識 日本緊縛美術社

緊縛画像庫  ピンク色(朱鷺)の縄

麻縄の知識

麻縄の種類

【麻縄の種類】
一口に「麻縄」と言っても、黄麻(ジュート)、マニラ麻、サイザル麻など、いくつかの種類がある。麻薬取締りの対象になっている大麻も麻である。
SMの緊縛に使用されている麻縄は、黄麻(ジュート)の場合が多い。

SMに適した麻縄

【何故、黄麻(ジュート)が人間の縛りに適しているのか?】
SMプレイにおける緊縛に使用する「縄」に最適な素材は黄麻(ジュート)であると、日本緊縛美術社は考えている。ただし使用する「縄」に正解がある訳ではないので、人それぞれ意見、好みは分かれると思う。
黄麻(ジュート)は強度があり、表面が比較的滑らかなので解きやすし、汗ばんだ肌にもべとつかず、涼感がある。
綿ロープは比較的安価で入手可能であるが、滑りやすく摩擦熱で肌を傷つけ易い。麻縄は綿ロープと比べると汚れ等が浸透しにくく耐久性にも優れている。
フェチ系画像で、たまに使用されていたりするゴムチューブやビニール紐等は血管を圧迫し、思わぬ事故につながる場合があるので、一般的には使用すべきではない。
ソフトSMがブームだからといって、見よう見まねでチャレンジするのは危険である。

麻縄の製作工程

【麻縄の製作工程】 日本緊縛美術社の「ジュート縄」の製造工程。
(1) 縄を煮沸する。
ジュートロープはその製造過程でタール等を染み込ませてから、絞り上げていく。このタールを除去するために縄を煮込む。この工程は一度ではなく何度も行う。煮込んだ後、お湯が茶色くなる為、何度も水を換えて、その工程を繰り返す。人によっては薬品(苛性ソーダ)等を使用する場合があるが、せっかくのジュート繊維を傷めてしまうので、当社では使用していない。
ジュート縄を煮込むときには、きつめで独特の匂いが発生するので、一般家庭では厳しいと思われる。
(2) 縄の乾燥
煮込んだ縄の水をよく切った後にオイルを満遍なく付ける。その後、陰干し。
そのまま干すと縮んでしまうので、テンションをかけ乾燥させる。風通しのよい場所で完全に乾かすことが肝心である。
(3) 縄の毛羽を除去する。
乾燥した縄は、柔らかくなった分、毛羽立ちが目立つようになる。この毛羽立ちを、炎であぶり処理する。
(4)仕上げ
オイル(蜜蝋)を塗ってから、縄尻をコブ留めして、仕上がり。

麻縄の手入れ

SMプレイには汗や体液はつきものである。人間の体液や汗には、塩分が含まれているので、緊縛後、縄を乾いたタオルか手ぬぐいでからぶきをすることをお勧めする。汚れがひどい場合は、塗れたタオルでも構わないが、軽く拭いたほうがよいと思われる。
その後は、必ず乾燥(陰干し)させてください。カビ等の原因になります。
保管する場所は、直射日光をさけ、風通しの良い場所が望ましい。

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